カルピス

 

 

「暑い」

 

そう呟き、厚さ1cmの小さな世界をベッドに頬り投げる。止まらない汗。

2度のバイブ音、0RT2いいね。

 

君の全く知らない、偽りの僕は

また今日も君に体を預けた

 

君は僕を子猫のように撫でた、ただひたすらにただ優しく、ただ機械的に、何も知らない僕のことを。

 

そうして僕はまた眠りにつく、叶うはずのない夏の夢を思って